組織にいたころの自分。
今は組織には所属していない。
今は時間講師。所属しているようで、していない。発言権もない。
そして
存在感もない。
組織にいたころの自分と
組織に属さない自分を比較する。
組織に所属していたころは、何かに追われていた。
それなりにやりがいもあった。
一つ終わっても、またノルマがやってくる。際限のない戦いでもあった。
いまはそれがない。しかし、明日の生活がどうなるか、
不安だ。
組織にいたころは、その不安はなかった。完全になかったかいえば、そうではない。
不安があった。明日というより、いつリストラされるだろうかという不安だ。
どちらも長所、短所はある。
「不安」のない人生はない。いつでも付きまとう。
永遠に保障されているものなのどない。
でも一度組織から離れたときに、何か自分を見つめようという意識が働く。
自分は何をするのか。何をしていたいのか。
昨日ユーチューブで紹介されていた、僧侶の話しがあった。
僧侶たちが道を歩いていたら、蝋燭の火が消えた。師匠がそこで弟子たちにこれからどうする?
蝋燭もないのに、どうやってここから帰途につけるか。
と尋ねたら、ある一人の弟子が、「足元をよくみて、前を進みます」と答えたという。
足元をみる。
自分の今おかれている状況も真っ暗闇の中を歩いている。
今後どうなっていくかわからない。再就職できるのか。このまま生活費が賄えるのか。
非常勤の講師で食べていけるのか。非常に不安だ。
そんなとき、自分を見つめていく。何にも影響されない。
組織にも左右されない。今だからこそ、
自分を見つめて進んでいきたい。
ほんとうの「わたし」を見つけること。
足元をよくみて歩きたい。だれの言葉に左右されることはない。
私が行かなければならない「人生」だ。
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