朝の散歩の一呼吸。不安を消し去る一呼吸。朝日を浴びる瞬間

ぼんやり

朝の散歩は私の日課だ。

これは数年続いている。

子供のときから数えると、相当長くなる。

私は今韓国に住んでいる。

職は非常勤の講師だ。非正規雇用であり、アルバイトみたいなものだ。

講義がないときは、

収入もない。

正規雇用を見つけているが中々見つからない。

来月には資金は底をつく。

日々不安な気持ちが襲ってくる。

できることは、黙々とブログを書いていくことなのかもしれないが。

散歩と呼吸

何をすればいいのか。不安になる日々だけが過ぎる。

それでも、健康でいられることはありがたい。

家族もいる。娘も今年大学に合格した。

家族のためにも、娘のためにもと思うと、力んでしまう。

「早く、仕事を見つけないと」

私は最近呼吸がやけに浅くなっていることに気づいた。

笑うこともすくなくなっている。そして、ため息のようなものをつく。

そこで、

呼吸をしたくなった。

そのためには、歩かないと。散歩だ。

朝の散歩を思いついた。

次の朝、散歩に出かけた。韓国の冬は非常に寒い。

頭や耳が痛くなるほどだ。

近くに山や公園がある。ありがたい。

徐々に山道を登っていくと、呼吸の音がする。

「これだ」

この呼吸をしていることに、非常に感動している自分がいた。

「自分は生きている」

「今を生きている。今を生きることだ。」

今を生きること

呼吸をしていて思ったことは、

今を生きること。

明日のことを思い煩うのはやめよう。

今日を精一杯生きたい。やりたいことをしたい。

その一つが、

書くことであった。

私は書くことが好きだった。本を読むことも好きだった。

周りの声は、

「こんなことをすれば、収入がはいるよ」

というものだ。

それはそれで参考にしたい。

でもそれが、私のできることだとはかぎらない。

私が得意とするものとは限らない。

朝日を浴びる

朝日昇る。眩しい太陽の光を一身に浴びる。

気持ちがいい。

眩しい朝日。

故郷を思いながら、この朝日を浴びている。

どこかいいことがあるんじゃないかと、肯定的になっている。

静かな朝の

多くの人たちがこの朝日に励まされてきたのだ。

今日の私もそうだ。

あきらめてはいけない。

ひと時の散歩。

特別何かをすることではない。何かをしようとするたくらみもない。

ただ、朝の光を浴びている。

そして、呼吸だけをしている。

これほどの幸せはないのだ。

日本人はこの朝日をお天道様と呼び、天照とも言って拝んできた。

感謝すること。

呼吸は散歩から

呼吸をしたとき、散歩に出てみよう。

きっと、心から、体の中から、呼吸している自分を発見する。

そして、

生きていることを再度実感する。

人込みは避けて。

静かな山道。公園。海、川にでてみて。

私の家の近くには登りやすい山がある。そこにいくと、リセットできる。

必ず道はある。それを見つける時間が、

朝の散歩である。

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