【散歩のメリット11】早朝の朝日を浴びることのメリット。自律神経を整えてくれるお日さま。

散歩

散歩のメリットの中で大きな比重を占めるのは、

日に当たることであるということができる。

つまり、日光浴だ。

朝なら朝日、昼なら日向ぼっこ、夕方なら夕日だ。時間帯で日差しも変わるから不思議だ。

景色もそうだが、体に当たる日差しの光加減も変わってくる。

私が一番おすすめの日差しは、やはり「朝の陽ざし」だ。朝日を浴びることにつきる。

日本という風土から考えると、日本民族はこの朝日を浴びることで、一日の始まりをリセットできると思う。

農耕を生業としてきた日本の風土は、まだ暗い時間の早朝から起床し、仕事を始めていた。そして朝日が昇るのを体全体で浴びながら、そこにお天道様に感謝の思いをささげていたのである。

そんな毎日の朝の日の出に神秘的な力を感じていたに違いない。

新年、元旦に日の出を見に行く人なら理解できるはずだ。地平線から丸い球のようなオレンジ色の光が徐々に昇っていく。そしてその光が地上を照らしていく。

2023年の初日の出を撮影

これほど神秘的な体験はない。一年の願をかける。初詣は朝日と共にあった。

一年の始まりだけでなく、一日の始まりもこの朝日と共に迎えられれば、一日への願いをかけながら、その日を始められると思う。

さて、日本神話には天照大御神(あまてらすおおみかみ)の天の岩戸の話がある。天照大御神が岩屋戸にこもってしまう。世界(高天原)は真っ暗になってしまうが、多くの神々が天照大御神が出てきてくださるように、祝詞を唱えたり踊ったりしながら、外におびき寄せる。そしてついに天照は光を放って外界に出てくる。世界(高天原)はまた光につつまれるという話しである。

この神話のように、朝日を迎えることで、人々は生きる喜びや活力を与えられてきたと思う。それが神話にも投影されている。一日のスタートは朝日に出会い、朝日を浴びることで真の目覚めを呼び起こす。

朝日を浴びることで、睡眠ホルモンのメラトニンが分泌が抑えられて、体の目覚めの時間だと認識してくれる。

同時にセロトニンが分泌されて昼の活動を安定させてくれるという。

さらに太陽の光はビタミンDが合成されるという効果があり、免疫機能を高めてくれる。

朝早く起きることで副交感神経を活性化させ、自律神経のバランスを整えてくれる。日の光を浴びることでさらにその効果を助けてくれる。

太陽の光は、我々をより意欲的にしてくれ、より肯定的な思考へと誘ってくれる。エネルギーに満ちた一日を始めることができるだろう。

我々の身体に必要なものは、「空気」「水」そして「光」だ。これによって、ホルモンのバランスも保たれる。自律神経を整えるには最適な要素。それがこの三つであり、その中でも「朝日」を浴びることで自律神経を安定化させてくれるのである。(小林弘幸『眠れなくなるほど面白い自律神経の話』参考』)

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感想(2件)

『眠れなくなるほど面白い自律神経の話』では自律神経が乱れると、様々な体に異常をきたすと述べる。それは精神的な不調もあれば、身体的な不調もある。

不安、イライラ、不眠、やる気がでない、手足のしびれ、頭痛、冷え、めまい、肩こりなど、もし体に不調がある場合は、朝の陽ざしを浴びる、そしてすこし30分ほどいつもより早く起きる。これだけでも好転するのではなかと思う。

そして

朝だけではない。

日差しは、昼の陽ざしもあれば、夕日もある。

昼は昼で、日差しがやさしければ、近くの公園などで、日向ぼっこをする。

夕方は夕日を見る。それが、人の心身を穏やかにしてくれる時間となる。

我々は家の中での作業が多くなり、日の出はもちろん、日の入りの夕日さえも見なくなってきていないだろうか。人はこの夕日を見ることで、徐々に体を休めるようにセットされていると思う。

夕日を見ることで、心はどこか落ち着いてくる。そして一日の終わりを体に告げるのだ。

夕日は今日一日人間が労働したことへのご褒美かもしれない。

一日の出来事を思い出し、明日への活力へとつないでくれる。

こんな日々のリズムを作ってくれるのが、「日の出」と「夕日」ではないだろうか。

お日様を浴びて体をリフレッシュしてみましょう。

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