秋と言えば紅葉
紅葉と言えば「かえで(楓)」
この楓のことをイロハモミジともいうという。
いろはにほへと と数えたところからきた名前。
秋から冬にかけて色づくこの神秘的な葉の色。
だれもが感嘆せざるをえない風景。秋の風物詩だ。
花言葉は「節制、遠慮、自制」という。
あでやかさのわりには、控えめな花言葉だと思う。
飽食の秋ともいわれるが、節制も必要だ。
紅葉を見ながら、自分を振り返るそんな時間を持ちたい。そんな樹木でもあるのだろう。
木々は我々に何かを語っている。「節制しろ」「謙虚でいろ」「自制する姿勢で人に対する」など。
紅葉の葉は尖っているのが特徴だ。それを裂片というそうだ。
鋭利な刃先。それが我々の心に刺さってくる。赤く彩る葉はどこか情熱的だ。
幹の色は単純ではあるが、非常につややかだ。人がこのようであるなら、その人こそが魅力ある人となるだろうか。
楓の木はそれほど高くはない。落葉高木と比較すると低い。低い姿勢で秋を彩ってくれている。
もし楓の紅葉がなければ、我々の芸術はどうなっていただろうか。
古代の人々は紅葉の彩るのを「もみづ」といっていたそうだ。
きっと色づく神秘さに自然の威力を感じたのではないだろうか。
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