【散歩のメリット13】四季を感じる散歩の魅力。自然があなたを待っている。

散歩

散歩のメリットは歩くだけという単純なものではない。と思っている。

私はそのメリットの最大のものとして、「四季」の移ろいを感じることをあげたい。

日本には四季の移ろいがある。私の今住んでいる韓国も同様に四季がある。

この二国は四季がはっきりしていて、四季の移ろいによって、人々の感情も動かされる。

四季によって歴史を生んできたといってもいいかもしれない。

人々の情緒や感情はその風土に影響されている。

春夏秋冬という四季によって変化、この景色の移ろいに人々は感動する。

しかし、我々は日々忙しい。忙しさのあまり、時間がすぐに過ぎていく。一年もアッという間に過ぎていく。気づいたら年末がくる。どうだろうか。今私が書いている今日も年末だ。

一年は早いものだ。

どこか時間をゆっくり過ごし、日々の時間の移り変わりを感じたい。

そのためにはやはり時間を確保する必要がある。そこでその確保できるようになるためには、その時間帯も大切となるだろう。

四季の移り変わりをもっとも敏感に感じることができるのが「朝」ではないだろうか。

朝は

昨日とは違う風景がそこにあることを発見できる。

つぼみができる。花が色づく。木の実がなる。葉が色づく。枯れる。

その変化に「気づく」のは朝の時間帯だ。朝ならまだ時間的な余裕がある。

昼はどうしても時間に追われている。だからその自然の変化を感じるには、朝の時間を確保することだ。

この時間に歩きながら、植物や木々に目を向けてみよう。

最近はアプリで植物移すだけで、その名前、特徴、分布などの基本情報がわかるようになっている。

散歩をすることで、植物や樹木にも関心をもつようになる。生活の価値が深まるようだ。

日本人は古来から自然を愛でては「和歌」や「俳句」を作ってきた。「自然」を鑑賞する時間や心の余裕はあったと思う。

日本人はそのような「自然」を愛でて鑑賞しようというDNAが備わっている。そして自然を見ることで、インスピレーション、ひらめき、直観を働かせてきた。

そのような風土に恵まれているのが、まさに「日本」である。

私は海外に来てその日本の風土の恵みを時間するようになった。もちろん、夏の蒸し暑さはかなりこたえるかもしれないが、それでも春夏秋冬の変化をおこすことで、風景が刻々と変わっていく時間の経過は他の国には代えがたい財産だ。

それを独占することができるのは、「朝」であり、「散歩」によって生まれる。

私は散歩をすることで、「自然」のすばらしさを知ることができた。

最初から「自然」に関心があったわけではない。

朝、歩くことで、日々変わる四季に感動することとなった。だから、

朝、散歩に行くのは、そんな四季の移り変わりを見るために外に出る。

自然が「私」を待っててくれる。と思うこともある。不思議なものだ。

ここ韓国の冬は寒い。零下になることもある。それでも散歩する。

冬の景色も特別だ。冬の空も格別だ。星空もその鑑賞の対象の一つとなっている。

年が明けて徐々に暖かくなる。そうすると草木も徐々に色づいてくる。

それを見るのはどんな芸術作品をみるよりも楽しい。それをときにはスケッチする。

人生の深みが増す。散歩をすることで教えられた「自然」への畏怖。そして感謝。そして自分が生かされていることの実感。

これは何事にも代えがたい「体験」である。

前回「身体性」という記事を書いたが、この散歩に出かけて「自然」の移ろいを感じること。五感で感じることはまさにこの「身体性」ではないかと思う。

それによって、人間がもつ五感を働かせて、心と体に刺激を与えるという時間。

時間を大切にしたい。そのための一つとして、「自然を愛でる」ことが挙げられる。

四季の変化を鑑賞することで、普段意識していなかったことに「気づき」が得られる。

ただ時間が過ぎていくのはもったいない。

時間も大切な財産だ。

それを有効に使うためには、朝の時間に外に出て、自然を堪能してみてはどうか。

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