【散歩と脳】「身体性」の向上からくる直観力。茂木健一郎の『眠れなくなるほど面白い脳の話』を読んで。

散歩

最近茂木健一郎の『眠れなくなるほど面白い脳の話』を読んだ。

その中に「身体性」という言葉が出てきた。

ここでその一部を引用すると

身体性をわかりやすく言うならば、スポーツをするとき、身体の各部位を通して外部を理解し、重心をとったり筋肉を動かしたりします。弦楽器を演奏するときは指先に弦を感じ、耳で音を聴いて奏でます。こうした身体で感じるものを「身体性によるもの」といいます。

体験や経験から身体で感じ取るものと言えるだろう。その身体で感じたものが「脳」にインプットされるという流れであろう。これがいわゆる、

「直観」と結びついている。

これらの活動、経験、体験が直観を養うというのである。

「身体性」は、サッカーやラグビーなどで鍛えられる体の瞬発力であり、それだけでなく、思考の瞬発力を身に着けることができるというものであるともいえる。

これは知識で体得した知性ではなく、自分の身体を使って感じ、考えるという習慣をつけることで身に着けられるというものともいえる。

この書ではこの「身体性」を磨くことで、脳の「直観力」も養うことができるということであった。

ひとつの「センス」とも言い換えることができるであろうか。

私も学生時代はラグビーそして社会人となりサッカーを始めた。これは日常生活にどこか役立っているということを感じることがある。

脳の働きまではわからないが、通勤時間の体力的なこと、仕事への判断力、瞬時の直観、歩きながらのひらめきなど、運動によってもたらされる日常生活の質の向上に影響していると再認識している。

ラグビーをやったり、サッカーをしててよかったと思える。(選手にならなくても、いろいろなところで生かされているとなると、学生時代の部活は必要だと。)

激しいスポーツは歳をとるとケガなどのリスクでどうしても遠ざけてしまうが、社会人になっても続けることが、仕事の能率を上げる上でプラスになると確信した。

サッカーでなくても何かしらのスポーツはつづけたいものだ。

デスクワークや机に座っている時間の長い生活は、やはり「脳」を鈍くする。週に何回かはスポーツを取り入れる。それが無理ならば、歩いたりジョギングをすることはできる。

歩くこと、そして運動することには多くのメリットがある。

ただ、スポーツには日々の生活に役立つ瞬間的な判断力も経験できるのではないか。

スポーツの醍醐味といえば瞬時の判断で得点を挙げることだと思う。「判断力」が決め手になることが多い。

それはラグビーやサッカーといった非常に瞬時に判断が要求されるスポーツは特にそのような瞬時の判断力が必要になる。

しかし、これは単に体の柔軟性や筋力を鍛えるというだけでなく、「脳」を鍛えているといってもいい。

「脳」もスポーツや歩行をすることで、鍛えられている。判断の力を培っている。瞬時の行動や思考を養ってくれている。

やはり我々は、日々スポーツや散歩、ジョギングを欠かすことなく続けることは、日常生活の質を上げるために必要なのだろう。

日々の生活に運動を取り入れたいものだ。

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