人は歩くことで真に目覚める。朝の時間を投資しよう。モチベーションをあげよう。

散歩

1.我々の朝

朝起きる。これは目覚めるということだ。

しかし、本当に目覚めているのだろうか。

実際は半分起きているが、半分はまだ寝ている。これが朝の起床の感覚だ。

特にベッドの上でしばらくボーとしている。そんなことをしているうちに、10分、15分は過ぎている。

さらに出勤の準備に追われる。シャワーやコーヒーでなんとか眠気から解放しようとする。あわただしく朝の時間が過ぎていく。一日の始まりだ。

2.朝の活力

気分よく朝始めれるための活動として、「朝の散歩」がある。朝そんな時間はどこにあるの?と問いただしくなるかもしれない。

時間は30分でいい。いや15分でもいい。とにかく、短い時間でいいから、歩いてみることだ。

そのあとの気分は見違えるほど活力に満ちていると思う。

散歩から帰ってから朝食。これは別段においしくなる。そして何よりも精神的に安定する。「感謝」の気持ちが生まれる。

集中力も高まっている。散歩+朝という朝の活動のせいだろうか。もし時間に余裕があれば、読書や今している仕事の勉強や資格、語学の勉強をしてみる。

または、一日のスケジュールを優先順位で記録する。時系列よりも、一番大切なこと、次に大切なことという順で書くのもいい。これは『七つの習慣』で書かれていたことだ。

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私は朝起きて、今の自分の気持ちを整理するためにも、メモをする。簡単なものだ。

今の自分に満足しているのか。人間関係、親兄弟との関係、そして家族の関係。うまくいっているのか。さらに、将来の計画などを考える時間をもつ。

それは、散歩しながら考えるとよくよく自分の心が見えてくる。「ひらめく」こともある。

朝の散歩のメリットだ。

3.朝の最大の投資

朝の散歩は時間を投資するようなものだ。

やらなくてもいい。でも、その時間を今日一日、そして将来のために、投資する。まるで株式や不動産に投資するようにだ。

毎日続ける。そこに意味がある。そして「習慣」が身につく。その「習慣」が人間の人格を形成してくる。習慣はその人の日々の行動であり、それにともなって思考も形成されていく。

今の習慣が自分にとってプラスになっているのか、それともマイナスになっているか。吟味する。

その習慣の中で、最も習慣化しやすいのは「朝」の時間だ。

夜よりも朝だ。昼よりも朝だ。朝に習慣化することを決めておく。

たとえば、瞑想する、読書する、体操する、ストレッチする、メモをする、ジャーナリングをする。

しかし、私は提唱したい。朝、歩くことを。

ではどうして朝なのか。そしてどうして歩くことなのか。これを説明したい。

4.どうして朝散歩なのか

まず朝そとに出ることで、朝日を浴びることができる。

朝日を見ることで、我々の細胞は目覚める。交感神経が刺激される。脳が活動を始める。そして臓器も動く。朝日を浴びること。

これが最大の栄養となるだろう。我々は朝日を見なくなった。せいぜい年始の日の出を見に行く時ぐらいだろうか。

しかし、年の初めの一年への思いを、毎日体験するとどうだろうか。

毎朝その日への思いが強い決心と共に、意欲がみなぎってくる。

朝日の力だ。日本人はもともと朝日に感謝してきた。だから、国旗も日の丸であり、神話の天照大神も太陽神だ。あの天の岩屋戸から出てくる姿を神々しいと感じたのである。

だから、朝の景色に魅了されることは間違いない。

つぎに歩くことはどうだろうか。

歩くことはもちろんだれでもできる運動として推奨できる。しかし、それだけではない。歩くことは、実は「脳」を刺激している。カントやエジソンをはじめ多くの哲学者や発明家は歩いた。そこから発明や作品を生み出した。

歩くことで、様々なひらめきやインスピレーションを得ることができる。

脳の活動を活発にすることで、仕事や勉強へのアイデアが生まれてくる。難解で解けなかった問題のヒントが得られる。行き詰ったビジネスや業務のアイデアはここから生まれる。

それが、朝の時間であり、散歩によって効果は増す。

そこから今日という一日が始まる。

人生は日々の積み重ね。今日の朝を「自分投資」をし、成果をあげていく。

それには朝の真の目覚めが必要だ。

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